2025/09/16

エコジョーズのメリット・デメリット!家族人数別にどれだけ光熱費がおトクになるのかも解説

エコジョーズのメリット・デメリット!家族人数別にどれだけ光熱費がおトクになるのかも解説

給湯器のスタンダードになりつつある「エコジョーズ」には、

  • 月々~年間の光熱費を節約できる
  • 環境に配慮できる

といった、様々なメリットがあります。

一方で少しですがデメリットも存在するため、エコジョーズへの交換を検討する際には、メリット・デメリットの両方を、よく知っておくとよいでしょう。

今回の記事では、エコジョーズのメリット・デメリットの解説に加えて、「具体的にどのくらい光熱費がおトクになるのか?(目安)」も、家族人数別に解説していきます。

エコジョーズの4つのメリット

エコジョーズのメリット・デメリット!家族人数別にどれだけ光熱費がおトクになるのかも解説
  1. 月々の光熱費が安くなる
  2. 環境に配慮できる
  3. お湯切れの心配がない ※エコキュートと比較して
  4. 清潔なお湯が使える

上記は、エコジョーズを使うことによる4つのメリットです。

それぞれのメリットについて、以下で簡単に解説します。

1.月々の光熱費が安くなる

エコジョーズは、排気熱・潜熱回収システムにより、従来型給湯器と比較して給湯熱効率が向上した給湯器です。

上記によりガスの使用量が減るため、年間数千円から数万円の光熱費削減が見込めます。

エコジョーズを検討中のお客さまの多くが魅力に思われるのが、この「光熱費削減」のメリットです。

2.環境に配慮できる

エコジョーズは、熱効率を95%まで高めることでガスの燃料消費量を抑え、年間CO2排出量を約13%削減することができる、環境にやさしい給湯器です。

給湯は家庭のエネルギー消費の約3分の1を占めるため、環境負荷の低減に大きく貢献できます。

3.お湯切れの心配がない ※エコキュートと比較して

タンク式の電気温水器であるエコキュートと比較して、エコジョーズは“必要な時に必要な量のお湯をガスで瞬時に沸かす”瞬間式であるため、お湯切れの心配がありません。

最近では、ライフスタイルの変化、またお住まいの人数が少なくなり、以前よりもお湯のご使用量が減り、エコキュートのメリットを受けづらくなり、エコジョーズに交換される方もいらっしゃいます。

4.清潔なお湯が使える

先にも述べたように、エコジョーズは水を貯めない瞬間式(水道水を直接温める)であるため、常に清潔なお湯を使用することができ、飲用することもできます。

エコジョーズの2つのデメリット

エコジョーズのメリット・デメリット!家族人数別にどれだけ光熱費がおトクになるのかも解説
  1. ドレン排水工事が必要
  2. 消耗品の「中和器」の交換が必要

エコジョーズには多くのメリットがありますが、一方で少しデメリットもあります。

それぞれのデメリットについて、以下で簡単に解説します。

1.ドレン排水工事が必要

エコジョーズは、熱のリサイクル時に「凝縮水(ドレン排水)」が発生しますするため、エコジョーズを設置する際には、上記の凝縮水を排出するためのドレン排水管工事が必須です。

ドレン排水管工事の費用目安は、5,000~10,000円ほどですが、設置場所の条件によっては費用が変動するため、注意が必要です。

2.消耗品の「中和器」の交換が必要

エコジョーズの内部には、酸性の凝縮水を中性の水にするための、「中和器」が搭載されています。

この中和器は消耗品で、燃焼時間によって交換が必要になります。

平均的な使用頻度の場合は、15年程度使用すると交換が必要になることが多く、お住まいの人数が多い場合は、10年程度で交換が必要になることもあります。

中和器の交換タイミングは、エラーコード「920(中和器寿命警告)」や「930(中和器寿命交換)」でわかります。

いずれかのエラーコードが表示されたら、専門業者に中和器の交換工事を依頼しましょう。

なお中和器の交換工事には、15,000~20,000円ほどかかります。

ただし、中和器が寿命を迎えるということは、それだけ長い燃焼時間を積み重ね、長期間にわたって給湯器が活躍してきた証でもあります。

したがって、中和器の交換は「給湯器本体の交換時期が近い」という目安にもなります。
エコジョーズは光熱費の節約効果も高いため、長年の使用で十分に元を取ったと考えることができるでしょう。

【家族人数別でわかる】エコジョーズでおトクになる光熱費の目安

エコジョーズのメリット・デメリット!家族人数別にどれだけ光熱費がおトクになるのかも解説

「実際のところ、エコジョーズで光熱費がどのくらいおトクになるのか?」と気になる方のために、あくまで目安ではありますが、「家族人数別」の年間節約額を試算しました。

なお、ガスの使用量は一般的なものとします。

そして前提として知っておきたいのが、「エコジョーズの本体価格」は「従来型給湯器の本体価格」よりも3~5万円ほど高く、先述したドレン排水工事の費用も5,000~10,000円ほどかかるという点です。

仮にエコジョーズにするための初期費用の差額が「5万円」だった場合、年間の節約効果が「1万円」だとすれば、5年で元が取れる計算になります。

給湯器の耐用年数は一般的に「10~15年」といわれているため、多くの場合で、初期費用を回収することができます。

1~2人暮らしの場合は「年間4,000~10,000円」節約できる

  • ガスの平均使用量:約20㎥/月
  • 年間節約額の目安:約4,000~10,000円

1~2人暮らしの場合は、多人数で暮らしている場合と比較して、節約効果がやや薄れるものの、上記の試算によれば5年ほどで初期費用の元が取れます。

なお、1人暮らしかつ、お風呂はシャワーだけで済ませることが多い場合は、ガスの使用量が少ないため、5年よりもう少し長く初期費用の回収に時間がかかるかもしれません。

3~4人暮らしの場合は「年間10,000~20,000円」節約できる

  • ガスの平均使用量:約39㎥/月
  • 年間節約額の目安:約10,000~20,000円

3~4人暮らしの場合は、「家族がそれぞれお風呂に入る」「家族分の食器洗いにお湯を使う」など、お湯の使用量が増えるため、エコジョーズの節約効果を実感しやすくなります。

なおここまでの試算は、あくまでも目安であり、ガスの単価・使用状況・お住まいの地域などによって、変動します。

そして、現在はエコジョーズのほうが流通数が多く、値引き率も従来型給湯器に比べて大きいため、「定価」で試算するのではなく、「見積り金額」で試算するとよいでしょう。

エコジョーズが向いている人は、どんな人?

エコジョーズのメリット・デメリット!家族人数別にどれだけ光熱費がおトクになるのかも解説
  1. 「光熱費を節約したい」と考えている人
  2. 「環境に配慮したい」と考えている人
  3. エコキュートよりも初期費用を抑えたい人
  4. お湯切れの心配をしたくない人
  5. 清潔なお湯を使いたい人

上記は、エコジョーズの設置が向いている人です。

1.「光熱費を節約したい」と考えている人

エコジョーズの最大のメリットは、月々~年間の光熱費を節約できることです。

特に以下のような家庭では、エコジョーズの節約効果を実感しやすいでしょう。

  • お湯を頻繁に使う家庭
    家族の人数が多く、毎日お風呂を沸かしたりシャワーをたくさん使ったりする家庭では、エコジョーズの節約効果が高い
  • 追焚きをよく使う家庭
    追焚きはガスを多く消費するため、エコジョーズの高い熱効率が効果を発揮する
  • 床暖房・浴室暖房乾燥機などをよく使う家庭
    上記設備はガスを多く消費するため、エコジョーズの節約効果が高い

2.「環境に配慮したい」と考えている人

メリットの項目でも述べたように、エコジョーズは従来型給湯機よりも、CO2排出量を約13%削減できます。

家庭でのエネルギー消費の多くを占める給湯において、「環境負荷を減らしていきたい」と考える人に、エコジョーズは適しています。

3.エコキュートよりも初期費用を抑えたい人

先述したようにエコジョーズも初期費用がかかりますが、エコキュートの初期費用よりは安価です。

加えて、エコキュートのタンクを設置するスペースがない場合や、電気料金プランの見直しが面倒な場合(※1)も、エコジョーズのほうが適しているでしょう。

(※1 エコキュートは、夜間の安い電気を利用してお湯を沸かすため、電気料金プランの見直しが必要です。)

4.お湯切れの心配をしたくない人

先述したように、エコジョーズはお湯を貯めておくのではなく、使う時に都度沸かす「瞬間式」です。

特に、大家族で連続してお湯を使うことがある家庭や、来客が多い家庭では、お湯切れがないメリットの恩恵を大きく受けられます。

5.清潔なお湯を使いたい人

エコキュートはタンクに貯めたお湯を使うため、定期的なタンク清掃が必要です。

一方エコジョーズは、水道水をそのまま沸かすため、「タンクを清掃することが面倒、でも常に清潔なお湯を使いたい」と考える人に向いています。

ここまでの内容をまとめると、エコジョーズは「光熱費を節約したいけれど、エコキュートのような大がかりな設置工事をしたくないし、エコキュートよりも初期費用を抑えたい」という人にとって、最適な選択肢でしょう。

また、お湯をたくさん使う4人以上の大家族や、追焚きや床暖房・浴室暖房乾燥機などをよく利用する家庭では、エコジョーズのメリットを最大限に活かすことができます。

別の種類の給湯器からエコジョーズに交換した事例

以下では、当社『クサネン』が実際に給湯器をエコジョーズに交換した事例を、いくつか紹介します。

1.従来型給湯器をエコジョーズに交換した事例 滋賀県守山市

エコジョーズのメリット・デメリット!家族人数別にどれだけ光熱費がおトクになるのかも解説
  • 費用:20万円
  • 工期:3時間

滋賀県守山市で、従来型給湯器からエコジョーズへの交換工事を行いました。

既存の給湯器のメーカーは「リンナイ」で、新しい給湯器のメーカーも「リンナイ」です。

既存の給湯器には配管カバーが付いていなかったため、配管の劣化防止・凍結防止の観点から、新しい給湯器には配管カバーを付けています。

エコジョーズには必須の、ドレン排水工事も行いました。
排水管は雨樋に接続しました。

<事例を詳しく見る>
⇒ 従来型からエコジョーズへの交換事例(リンナイRUF-K240SAW⇒RUF-E2406SAW)

2.エコキュートをエコジョーズに交換した事例 滋賀県大津市

エコジョーズのメリット・デメリット!家族人数別にどれだけ光熱費がおトクになるのかも解説
  • 費用:36万円
  • 工期:3時間

滋賀県大津市で、エコキュートからエコジョーズへの交換工事を行いました。

エコキュートが設置されていたお客さま宅は、普段は空き家にされており、「月に1回程度お湯を使う機会があるだけ」とのことでした。

エコキュートは、お湯を使用しない日もタンクにお湯を貯めるため、その分光熱費がかかってしまいます。

長期不在の場合、沸き上げを停止する機能が搭載されているものの、長期間お湯がタンクに滞留すると水質が不衛生になる可能性があります。

よってエコキュートの使用再開時には、毎回水抜きが必要となり、その後に新しいお湯をタンクに貯めてからでないと、お湯が使用できないという手間が生じます。

そこで、必要な時に必要なだけお湯を沸かして(無駄な沸かし上げがない)、使用しない間の光熱費がほとんどかからない、エコジョーズに交換することを提案しました。

<事例を詳しく見る>
⇒ 長期不在が多いご家庭は、エコキュートからガス給湯器への交換がおススメ!

3.エネファームをエコジョーズに交換した事例 滋賀県大津市

エコジョーズのメリット・デメリット!家族人数別にどれだけ光熱費がおトクになるのかも解説
  • 費用:41万円
  • 工期:2.5時間

滋賀県大津市で、エネファームからエコジョーズへの交換工事を行いました。

既設の給湯器「エネファーム」の発電機能は故障していましたが、給湯自体は問題なく使用されていました。

エネファームはガスを燃料にして電気を作り、発電時に発生する熱でお湯を沸かすコージェネレーションシステムですが、同じエネファームへの買い替え以外に以下の機器への交換が考えられます。

  1. エコキュート(電気式・ヒートポンプ)
  2. エコジョーズ(高効率ガス給湯器)
  3. エコワン(電気+ガスのハイブリッド)

お客様は、シンプルなガス給湯器「エコジョーズ」を選択されました。

エネファームで使用していた貯湯タンクや発電ユニットは撤去したので、コンパクトなエコジョーズの本体のみとなり、設置スペースが大幅にスッキリしました。

<事例を詳しく見る>
⇒ エネファームからエコジョーズへ給湯器交換|省スペース&高機能リモコン採用!

まとめ

以上、エコジョーズのメリット・デメリット、エコジョーズでおトクになる光熱費の目安、エコジョーズが向いている人(家庭)などについて、詳しく解説しました。

この記事を参考に、エコジョーズへの交換を検討していただければ幸いです!

⇒ 草津市・大津市・栗東市・守山市などで給湯器をエコジョーズに交換するなら『クサネン』にご相談ください。

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