給湯器の電源が入らない!プロが教えるNG行動と修理・交換を分ける2つの判断基準

給湯器の電源が突然入らなくなったりお湯が出なくなったりすると、誰でも困ってしまいます。
特に、深夜や休日で管理会社や業者に連絡がつかないと、どうすればよいか焦ってしまうでしょう。
ただし、給湯器の電源が入らないからといって、むやみに機器本体やリモコンをいじるのは危険です。
今回の記事では、プロの視点から給湯器の電源が入らないときの対処法や、修理か交換の判断基準を解説します。
給湯器の修理費用相場もまとめているので、ぜひ参考にしてください。
給湯器の電源が入らない!まず確認すべき3つのチェック箇所

業者への電話相談にあたって、プロが給湯器の状況を把握するために確認してもらう箇所があります。
給湯器の電源が入らないときは、まず3つのチェックポイントを確認しましょう。
- 台所や浴室のリモコン画面
- リモコン画面の時計表示
- 電源の入り切り
1.台所や浴室のリモコン画面
給湯器の電源が入らないときは、台所と浴室にある両方のリモコン画面が消えているかを確認してください。
画面が両方消えているか、片方だけ消えているかによって、不具合が起きている原因箇所をある程度特定できるためです。
| リモコンの状態 | 考えられる主な原因 |
|---|---|
| 両方とも消えている | 給湯器本体の電源トラブル、または基板の故障の可能性が高い |
| 片方だけ消えている | リモコン本体の故障、または配線不良の可能性が高い |
リモコンがどのような状態かを確認することは、故障箇所を見極める手がかりになります。
2.リモコン画面の時計表示
給湯器の電源が入らないときは、リモコン画面の時計表示が消えているかどうかも確認してください。
画面が真っ暗な原因が、単なる節電モードによるものなのか、または完全に通電していない状態なのかを区別するためです。
時計が表示されている場合は、節電モードで一時的に画面が消えているだけの可能性があります。
一方で、時計表示が消えている場合は、給湯器本体まで電気が届いていない(通電していない)状態であると判断できます。※機種によります。
故障による修理が必要なトラブルかどうかを見極めるためにも、まずはリモコン画面の時計表示を確認しましょう。
3.電源の入り切り
給湯器の電源が入らないときは、リモコンの電源の入り切りと、給湯器本体のコンセントの抜き差しを試してみてください。
一時的なシステムエラーや軽い不具合であれば、電源を入り切りして機器をリセットするだけで正常に復旧する可能性があります。
まずは、台所や浴室のリモコンの電源スイッチを切り、再度入れ直しましょう。
それでも直らない場合は、屋外にある給湯器本体のコンセントを抜き、再度差し込んでみてください。
ただし、何度も繰り返すと給湯器の基板が故障するおそれがあるため、コンセントの抜き差しは1回に留めましょう。
電源の入り切りをしてみることで、業者を呼ぶべきかどうか最低限の判断が可能になります。
給湯器の電源が入らないときのNG行動

給湯器の電源が入らないときに、自分で対処しようとして間違った行動をしてしまうと、かえって状態を悪化させてしまう可能性があるため注意が必要です。
ここでは、給湯器の電源が入らないときにやってはいけないNG行動を2つ紹介します。
- 本体を叩いたり揺らしたりする
- 点火を何度も繰り返す
本体を叩いたり揺らしたりする
給湯器の電源が入らないからといって、本体を叩いたり揺らしたりして物理的な衝撃を与えるのはやめましょう。
給湯器は複雑なコンピューター基板などが組み込まれた精密機械であり、叩いて直る構造にはなっていません。
「昭和の古い家電なら叩けば直る」というイメージを持っている方もいるでしょう。
しかし、給湯器はむやみに衝撃を与えると、内部の配線や部品が傷つき、本来なら修理で済んだはずのものを完全に壊してしまう可能性もあります。
点火を何度も繰り返す
給湯器の電源が入らないからといって、何度も点火操作や電源の入り切りなどを繰り返すのはやめましょう。
給湯器内部でガス漏れや不完全燃焼が起きている場合、何度も点火を試みることで異常を引き起こすリスクがあるためです。
例えば、ガスが滞留している状態で無理に点火しようとすると、最悪の場合、事故につながりかねません。
何度か簡単な操作を試しても電源が入らない場合は、無理に自分で対処しようとせず、速やかにプロの業者に相談してください。
給湯器の電源が入らないときに「修理」か「交換」の2つの判断基準

特に、給湯器の設置から10〜15年が経過したマンションなどにお住まいの場合、修理で済ませるか、新しい給湯器に交換するかは悩みどころの一つです。
以下で、現場のプロの視点から、修理か交換かの判断基準をまとめているので、ぜひ参考にしてください。
- 使用年数
- 修理見積もり
1.使用年数
給湯器の使用年数が「7年以内」であれば修理、「10年以上」経過しているなら交換をおすすめします。
メーカーの部品保有期間である10年が経過しているかどうかで、修理後の耐久性や費用対効果が大きく変わるためです。
設置から7年以内であれば、部品がまだ製造されており、1箇所を直せばあと数年は問題なく稼働する可能性が高いでしょう。
しかし、設置から10年以上が経過している場合、1箇所を直してもすぐに別の場所が壊れる「イタチごっこ」になるリスクが高まります。
結果として交換するより修理代の方が高くついてしまうケースが多いため、10年以上お使いの給湯器であれば交換を推奨します。
2.修理見積もり
高額な費用をかけて古い給湯器を修理しても、他の基幹部品の劣化が進んでいれば、すぐに別の箇所が故障してしまうリスクは拭えません。その都度修理を繰り返すと、結果的に新品に交換するよりもトータルコストが高くついてしまう可能性があります。
当社「クサネン」でも、修理見積もりが高くなる場合には、その後の寿命や故障リスクを天秤にかけ、将来的なメリットが大きい「交換」をご提案することがございます。実際、多くのお客さまも「今の修理にこれだけかかるなら、将来を見据えて新しいものにした方が安心だ」と、交換を選択されています。
「今、この修理にこの金額を払う価値があるか」という視点を持つことが、最終的にコストを抑え、ストレスのないお湯のある暮らしを守るための納得度の高い選択につながります。
【部位別】給湯器の電源が入らないときの修理費用相場

給湯器の電源が入らなくなった場合、どれくらいの修理費用がかかるのか相場を把握しておくと、必要な判断がしやすくなります。
よくある故障部位ごとの給湯器の修理費用相場(部品代+技術料+出張費)を下表にまとめました。
| 修理箇所 | 具体的な症状の例 | 修理費用の相場 |
|---|---|---|
| 電装系(メイン基板) | ・全く反応しない ・エラーが出る | 25,000〜45,000円 |
| リモコン本体画面 | ・画面が割れた ・ボタンが効かない | 15,000〜35,000円 |
| 燃焼系(バーナー等) | ・点火しない ・異音がする | 20,000〜40,000円 |
| 安全装置(ヒューズ等) | ・過熱して電源が落ちた | 10,000〜20,000円 |
まずは業者やメーカーに見積もりを依頼し、使用年数や金額を元に判断してみてください。
電源が入らない給湯器の修理時に発生しやすい3つの追加費用
給湯器の修理や交換では、相場とは別に、現場の環境によって追加費用が発生する場合があります。
特にオンライン見積もりだけで済ませた場合、トラブルになりやすいため注意が必要です。
給湯器の修理時に発生しやすい追加費用は、主に以下の3つです。
| 高所作業費 | ハシゴが必要な場所や、身を乗り出さないと作業箇所に届かないような場所に給湯器が設置されている場合に発生する |
| 搬入費 | 給湯器の設置場所までの通路が極端に狭かったり、クレーンなどの重機が必要になったりするなどの特殊なケースで追加される |
| 配管延長・補修 | 既存の配管が劣化しており、給湯器の接続部だけでなく配管そのものを引き直す必要がある場合に加算される |
想定外の費用を請求されないためにも、オンライン見積もりだけで済ませず、現地調査に来てくれる業者に依頼しましょう。
給湯器の修理業者を選ぶためのポイント

給湯器の電源が入らない場合に、高額請求などのトラブルを避け、安心して修理・交換を任せられる業者選びのポイントを紹介します。
施工事例を確認する
給湯器の修理・交換を依頼する場合は、Webサイトで過去の施工事例や対応実績を公開している業者を選びましょう。
地域で長年営業しており、施工事例が豊富な業者は、現場ごとのさまざまなトラブル解決ノウハウを持っているため、安心して任せられます。
自宅と同じようなトラブルや、似たような設置環境での対応実績が掲載されていれば、業者が適切な技術を持っているか事前に確認できます。
信頼できる業者かどうか見極めるためにも、まずはWebサイトで実際の施工事例をチェックしてみてください。
事前に現地に来てもらって見積もりを依頼する
給湯器の修理・交換を検討する際は、事前に現地を訪問して正確な見積もりを出してくれる業者を選びましょう。
オンライン見積もりの場合、工事当日になって高所作業費や配管延長・補修費などの追加費用を請求されてしまうリスクがあります。
一部の写真や電話の会話だけでは、配管の劣化具合や作業スペースの広さといった情報を正確に把握できません。
現場の状況をプロの目で直接確認してもらうことで、追加費用を含めた正確な見積もりが可能になります。
当社「クサネン」でも、現地へ伺って事前の確認を行っております。
トラブルを避けるためにも、事前に現地調査を行ってくれる地元の業者を選ぶと安心です。
⇒ 草津市・大津市・栗東市・守山市などで、給湯器の修理・交換をお考えの方は、『ガス機器とオール電化のプロショップクサネン』にご相談ください。
当社「クサネン」で電源が入らなくなった給湯器を交換した事例

ここでは、当社「クサネン」が実際に電源が入らなくなった給湯器を交換した事例を紹介します。
【施工事例1】
- 商品名:パロマ FH-E2422SAWL
- 費用:196,000円
- 工期:3時間
- 交換理由:経年15年でリモコンの表示が出なくなり交換を検討
- 交換の様子:取り付け場所が家の裏にあり、狭い通路を通り抜けて作業を実施
【施工事例2】
- 商品名:ノーリツ GTH-C2461AW3H-1
- 費用:325,000円
- 工期:3時間
- 交換理由:経年16年のガス給湯器が突然使用できなくなり交換を検討
- 交換の様子:工事日までは持参した仮設の給湯器を設置して対応(無料)
施工事例の紹介ページでは、交換の様子を写真付きで詳しく解説しています。
ほかにも給湯器の施工事例を数多く紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
本記事では、給湯器の電源が入らなくなった際のチェックポイントから、修理と交換の判断基準までを解説しました。
給湯器の電源が入らなくなったときは、まず以下の3点を確認しましょう。
- 台所や浴室のリモコン画面
- リモコン画面の時計表示
- 電源の入り切り
築10年以上経過している場合や、修理費用が高額になる場合は、新しい給湯器への交換を検討するタイミングです。
選択の納得度を高めるためにも、給湯器の修理・交換は現地調査に来てくれる信頼できる業者に相談しましょう。
⇒ 草津市・大津市・栗東市・守山市などで、給湯器の電源が入らなくてお困りの方は、『ガス機器とオール電化のプロショップクサネン』にご相談ください。
給湯器の修理・交換に関するよくある質問
給湯器の修理・交換に関するよくある質問をまとめました。
給湯器の修理・交換にかかる日数はどのくらいですか?
給湯器の修理・交換は、在庫があり、スケジュールが合えば最短当日〜2日で対応可能です。
部品や本体の取り寄せが必要な場合は、標準で3日〜1週間ほど見ておく必要があります。
ただし、冬場の繁忙期や特殊な排気型の型番が欠品している場合は最長で2週間以上かかるケースもあるため、依頼時に業者に確認しておきましょう。
電源が入らない状態を放置して自然に直ることはありますか?
本体の故障や落雷による影響で給湯器の電源が入らない場合、放置しても自然に直ることはありません。
まずはリモコンの電源を入れ直したり、給湯器本体のコンセントを抜き差ししたりしてみてください。
それでも直らない場合は、内部の基板などが損傷している可能性が高いため、修理依頼が必要です。
給湯器が完全に壊れる前兆はありますか?
次のような症状は、給湯器が完全に壊れる前兆の可能性があります。
- たまにお湯が出ないときがある
- お湯張りはできても追い焚きができない
- 給湯器の使用中に異音がする など
このような場合は、完全にお湯が使えなくなって困る前に、早めに業者に確認してもらうことをおすすめします。
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