2026/05/19

給湯器888エラーを放置するリスクは?点検代を無駄にしないポイントを解説

給湯器888エラーを放置するリスクは?点検代を無駄にしないポイントを解説

給湯器のリモコンに突然「888」のエラーが点滅することがあります。

888のエラーが何を意味するのかわからない方の多くは、「何か不具合があるのか」「どうしたらエラーが消えるのか」などと疑問を抱くはずです。

給湯器の888エラーは故障ではありません。
しかし、エラーをそのまま放置することにはリスクが伴うため注意が必要です。

本記事では、給湯器の888エラーとは何か、対処法や放置するリスクを解説します。

現場のプロの視点から、損をしないための選択肢や判断基準についてわかりやすくまとめているので、ぜひ参考にしてください。

給湯器の888エラーとは

給湯器888エラーを放置するリスクは?点検代を無駄にしないポイントを解説

まずは、888エラーの意味や表示を消すための対応、メーカーによる具体的な点検内容について解説します。

約10年の標準使用期間に達したことを知らせるタイマー

給湯器の888エラーは故障のサインではなく、給湯器が「設計上の標準使用期間である約10年」に達したことを知らせるタイマーです。

一般的に、各メーカーは給湯器を安全に使用できる設計上の標準使用期間を「10年」に設定しています。

この期間を過ぎると、経年劣化により安全装置などの摩耗が進み、製品事故のリスクが高まるため、注意喚起としてエラーが表示される仕組みです。

具体的には、設置・使用開始から約10年が経過したタイミングで888エラーがリモコンに表示されます。

888エラーが表示されたら、普段どおりに給湯器を使用できていても、点検や交換の目安として受け止めましょう。

888エラーを消すには点検が必要

給湯器の888エラーを消すためには、給湯器メーカーによる有償の点検を受ける必要があります。

888エラーは基本的にメーカーしか解除できない仕様になっており、自分では完全に消せません。

取扱説明書には、リモコンの特定のボタンを押して自分でエラーを消す方法が紹介されている場合があります。

しかし、これはあくまで一時解除であり、約1年後には再び888エラーが表示されてしまいます。

888エラーを根本的に解決するためには、メーカーによる点検を受けなければなりません。

メーカーによる点検の内容

メーカーによる点検では、サービスエンジニアが専用の機器を用いて、給湯器内部を詳細かつ数値的に測定・確認します。

安全性を確認し、長期使用に伴う経年劣化による製品事故を未然に防止することが主な目的です。

具体的な点検項目は以下のとおりです。

  • 排気ガスの濃度測定
  • ガス漏れ・水漏れの有無の確認
  • 内部の埃やススの蓄積状態の確認
  • 安全装置が正常に作動するかのテスト

なお、メーカーによる点検は有料です。
メーカーによって異なるものの、出張費等を含めて10,000円程度かかります。

給湯器の888エラーを放置するリスク

給湯器888エラーを放置するリスクは?点検代を無駄にしないポイントを解説

「お湯は出ているから」「故障ではないから」と、888エラーをそのまま放置したり、一時解除して使い続けたりすることにはリスクが伴います。

以下で、888エラーを放置することで生じる危険性について解説するので、ぜひ参考にしてください。

経年劣化による危険性がある

888エラーを放置し続けることのリスクは、重大な異常に気づけなくなることです。
設置から10年が経過した給湯器は、目に見えなくても内部の経年劣化が進んでいる可能性が高いからです。

給湯器の使用にあたっては、経年劣化による「一酸化炭素中毒による死亡事故」や「基板のショートによる火災」なども実際に報告されています。

888エラーが表示された状態でも、給湯器をそのまま使い続けることは可能です。

しかし、劣化が進むと事故やトラブルにつながる可能性があることを理解しておく必要があります。

使用頻度にかかわらず消耗品の劣化や内部の腐食は進んでいる

給湯器は電気・ガス・水を扱う屋外設置の精密機械であり、時間の経過とともに部品が劣化したり外部環境によるダメージを受けたりしています。

そのため、あまりお湯を使わないからといって888エラーを放置する理由にはなりません。

例えば、ゴムパッキンが時間の経過とともに硬化すると、ひび割れて水漏れのリスクが高まります。

また、機器の内部に虫が入り込んだり埃が溜まったりすると、腐食や不完全燃焼の原因になりかねません。

むしろ使用頻度が少ない家庭のほうが、初期の小さな不具合や、異臭・異音などの異変に気づきにくいリスクを抱えているといえます。

給湯器の888エラーへの対応は「持ち家」と「賃貸」で異なる

給湯器888エラーを放置するリスクは?点検代を無駄にしないポイントを解説

給湯器に888エラーが表示された際は、住まい環境によって取るべき対応や費用負担が異なります。

給湯器の所有者が誰であるかによって、メンテナンスや経年劣化に伴う点検・修理・交換の責任の所在が変わるためです。

具体的な対応は、それぞれ以下のとおりです。

住まい環境給湯器の所有者具体的な対応
戸建て・分譲マンション(持ち家)自己所有・すべて自己責任で対応する

・自分で点検を受けるか交換するか判断し、手配する

・点検・修理・交換にかかる費用をすべて自己負担する
賃貸アパート・マンション貸主所有・自分で勝手に業者を手配する前に、管理会社や大家に連絡する

・経年劣化による点検・修理・交換にかかる費用は、原則として管理会社や大家の負担で対応する可能性が高い

持ち家の場合は自己責任での手配と費用負担、賃貸の場合は管理会社や大家への連絡が基本になります。

888エラーに限らず給湯器のトラブルが起きた際は、上記のように住まい環境に応じた対応を進めるようにしてください。

給湯器の888エラーが表示されたときの選択肢

給湯器888エラーを放置するリスクは?点検代を無駄にしないポイントを解説

給湯器に888エラーが表示された場合の対応方法は、メーカーの有償点検を受けるか、新しい給湯器に交換するかの2つに分かれます。

ここでは、それぞれの選択肢におけるメリットや注意点を解説するので、ぜひ参考にしてください。

点検をする

1つ目の選択肢は、各給湯器メーカーに依頼して有償点検を受けることです。

メーカーのサービスエンジニアに給湯器の状態を確認してもらうことで、安全性を担保できます。

また、正規の点検を受けることで、リモコンの888エラー表示を完全に解除してもらうことも可能です。

点検にかかる費用はメーカーによって異なりますが、出張費などを含めて10,000円程度が相場です。

ただし、この点検はあくまで点検時点での安全性を確認するためのものであり、給湯器の寿命を延ばすものではない点に注意が必要です。

そのため、費用を支払って点検し、888エラーを解除したとしても、そのあとで経年劣化による不具合が起こる可能性があることを理解しておきましょう。

給湯器を交換する

2つ目の選択肢は、888エラーが出たこのタイミングを給湯器の寿命と判断し、本体を交換することです。

給湯器の設計上の標準使用期間は約10年とされており、設置から10年以上経過した給湯器は経年劣化が進んでいると考えられます。

また、給湯器メーカーの修理用部品の保有期間は、製品の製造終了からおよそ10年程度に設定されています。

そのため、点検を受けて使い続けたとしても、いざ故障したときに「修理のための部品がなくて直せない」と告げられるケースも少なくありません。

冬場に突然お湯が使えなくなり、慌てて業者を探すような事態を避けるためには、888エラーが出たタイミングで計画的に新しい給湯器へ交換してしまうのも選択肢の一つです。

⇒ 草津市・大津市・栗東市・守山市などで、給湯器の修理・交換をお考えの方は、『ガス機器とオール電化のプロショップクサネン』にご相談ください。

給湯器の888エラーが表示されたときの「点検」か「交換」の判断基準

給湯器888エラーを放置するリスクは?点検代を無駄にしないポイントを解説

給湯器に888エラーが表示された際、メーカーの推奨どおりに点検を受けるか、新しい給湯器に思い切って交換するか判断に迷う方は多いでしょう。

ここでは、現場のプロの視点から、点検代を無駄にしないための判断基準と、リアルな実態について解説します。

888エラー以外に不具合がある場合は交換を検討する

点検か交換かを見極める基準の一つが、888エラー以外に不具合があるかどうかです。

888エラー以外に不具合がある場合、内部の部品がすでに限界を迎えていると考えられます。

この状態で点検代を支払っても、結局は「部品や本体の交換が必要」と言われるだけで、費用が無駄になりかねません。

具体的に以下のような症状がある場合は、すでに給湯器が寿命を迎えているサインです。

  • お湯の温度が安定しない
  • お湯を出すと変な音がする
  • 本体から異臭がする

888エラー以外に上記のような不具合がある場合は、最初から交換の見積もりを取るのが損をしない選択だといえます。

実際にはそのまま使ったり交換したりするケースが多い

基本的にメーカーの公式サイトなどでは点検を推奨しています。
しかし、実際の現場では、壊れるまでそのまま使うか、新しい給湯器に交換するケースが多いのが実態です。

すでに10年経過している給湯器に対して、わざわざ10,000円を支払って点検だけを受ける方は多くありません。

点検を受けて888エラーを解除できても、給湯器の経年劣化自体が直るわけではなく、長く使い続けるためにはさらに部品交換の費用がかかる可能性があります。

結果的に出費がかさむくらいなら、点検代を新しい給湯器の購入資金に回して交換してしまうか、寿命と割り切って壊れるまでそのまま使うという選択をする方がほとんどです。

当社「クサネン」で使用年数が10年経過した給湯器を交換した事例

給湯器888エラーを放置するリスクは?点検代を無駄にしないポイントを解説

ここでは、当社「クサネン」で使用年数が10年経過した給湯器を交換した事例を紹介します。

【施工事例1】

  • 商品名:パロマ エコジョーズ FH-E2022SAWL
  • 費用:515,000円(レンジフード・食洗器交換も含む)
  • 工期:2時間半
  • 交換理由:エラーコード888が出ていると、お客様からお問合せ。不具合が出る前にお取替えを検討

⇒ 経年10年以上のエコジョーズ・レンジフード・食洗器をまとめて交換~大津市の事例~

【施工事例2】

  • 商品名:パロマ FH-E2022SAWL
  • 費用:193,000円
  • 工期:3時間
  • 交換理由:使用中に水になってしまうなど、お湯の出方が不安定とのことで設置11年目の給湯器の交換を検討

⇒ 大津市、エコジョーズ交換事例

給湯器外部の点検や軽微な動作確認であれば、当社「クサネン」でも対応が可能です。
ただし、888エラーの解除に必要な給湯器内部の精密点検は行っておりません。

ご相談をいただいた際には、メーカーの点検窓口をご案内しています。

なお、施工事例の紹介ページでは、交換の様子を写真付きで詳しく解説しています。
ほかにも数多くの施工事例を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

まとめ

給湯器のリモコンに表示される888エラーは、故障ではなく、設計上の標準使用期間である約10年に達したことを知らせるタイマーです。

持ち家にお住まいの場合は、約10,000円の有償点検を受けるか、新しい給湯器に交換するかを自分で判断することになります。

給湯器の888エラーが表示された際は、以下のポイントを押さえて対応しましょう。

  • 自分で888エラーを消すのはおすすめできない
  • 888エラー以外に不具合があれば本体の交換を検討する
  • 点検代を無駄にしないためには早めに交換の見積もりを依頼する

給湯器のエラーやトラブルは、信頼できる業者に相談し、交換の見積もりを取って費用感や選択肢を把握しておくと安心です。

⇒ 草津市・大津市・栗東市・守山市などで、給湯器の修理・交換をお考えの方は、『ガス機器とオール電化のプロショップクサネン』にご相談ください。

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