給湯器のエラー「111」とは?3つのチェック手順や修理・交換の判断基準も解説

お湯を使おうとした際、突然給湯器のリモコンにエラー「111」が表示され、お湯が出なくなって困った経験はないでしょうか。
慌ててインターネットで検索しても、「修理業者の広告ばかりで何を信じるべきかわからない」「安易に業者を呼んでトラブルにならないか不安」と悩む方も多いはずです。
特に夜間や休日などで業者や管理会社とすぐに連絡がつかない場合は、まず自分でできる安全な確認手順を試してみることをおすすめします。
本記事では、給湯器のエラー「111」の意味や原因をはじめ、自分でできる3つのチェック手順を解説します。
エラー「111」が出た直後にやってはいけない危険な行動や、修理と本体交換の判断基準についてもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
給湯器のエラー「111」の意味と原因

給湯器にエラーが出ると誰でも焦ってしまいます。
安全に解決するためには、まずエラーコードが何を意味しているのかを理解することが大切です。
ここでは、給湯器のエラー「111」の意味と原因について解説します。
エラー「111」は点火不良
給湯器に表示されるエラー「111」は、点火不良を意味します。
つまり、給湯器の内部でガスに火がつかなかった状態であることを知らせるものです。
点火不良と聞くと、「火がつかないのにガスだけが出っ放しになっているのではないか」と不安に思われるかもしれません。
給湯器には安全装置が備わっており、点火しなかった場合はエラーが出た時点で自動的にガスが止まる仕組みになっているため、心配は不要です。
エラー「111」が出た時点ですぐに危険な状態になることは基本的にありませんので、落ち着いて対応しましょう。
エラー「111」の主な原因
点火不良を意味するエラー「111」が表示される原因には、外部要因と内部要因があります。
給湯器自体が故障していなくても、周囲の環境によって安全装置が働く場合があるためです。
給湯器のエラー「111」の主な原因は以下のとおりです。
| ガスメーターの遮断 | 地震による強い揺れを検知した際や、長時間ガスを使用し続けた場合に、安全のためにガスメーターが自動でガスを遮断することがある |
| 天候による影響 | 強風や大雨などの悪天候によって給湯器内部が湿気を帯び、一時的な着火ミスが発生することがある |
| 内部部品の経年劣化 | 給湯器内部の点火装置(イグナイター)やセンサーなどの部品が劣化・故障し、点火不良を引き起こすことがある |
エラー「111」の原因は、必ずしも給湯器本体の故障だけとは限らない点を覚えておきましょう。
分譲マンション特有のエラー「111」の原因
分譲マンションにお住まいの場合、自宅の給湯器本体ではなく、共有部分(マンションの設備)がエラー「111」の原因になっているケースも考えられます。
分譲マンション特有の原因として、主に以下があげられます。
- マンション全体のガスの供給設備がストップしている
- マンションの大元の配管にトラブルが発生している
- 大元のガスメーターに異常がある
分譲マンションにお住まいの場合、近所のお宅でも同じように「お湯が出ない」「ガスが使えない」といった症状が出ているか確認しましょう。
共有部分のトラブルが疑われる場合は、勝手に修理業者を手配するのではなく、まずは管理会社に連絡してください。
給湯器のエラー「111」が出たときの3つのチェック手順

給湯器のエラー「111」が出た際に、まずは自分でできる復旧方法を試してみることをおすすめします。
以下で、具体的な3つのチェック手順を紹介するので、一つずつ順番に試してみてください。
1.ガスコンロの確認
給湯器のエラー「111」が出たら、まずはキッチンのガスコンロに火がつくかどうか確認しましょう。
ガスコンロを確認することで、自宅へのガス自体の供給が止まっているのかどうかを見分けられます。
ガスコンロに火がつかない場合は、給湯器本体の故障ではなく、ガス自体の供給が止まっていることが原因と判断できます。
まずは原因が給湯器側にあるのか、ガス供給側にあるのかを切り分けましょう。
2.ガスメーターの確認
ガスコンロに火がつかなかった場合は、ガスメーターを確認します。
地震や長時間の使用により安全装置が働き、ガスメーターが自動でガスを遮断している可能性があるためです。
具体的には、ガスメーターの赤いランプが点滅していないかを確認してください。
赤いランプが点滅している場合は、安全装置によってガスが遮断されている状態です。
この場合、ガスメーターに付いている復帰ボタンを押すことで遮断が解除され、ガスが正常に供給されるようになります。
3.リモコンのリセット
ガスコンロが使えることを確認し、ガスメーターの復帰作業を行ったあとは、給湯器のリモコンをリセットします。
給湯器の一時的な不具合や誤作動、メーター復帰後のエラー表示を消去するためには、以下のリセット操作が必要です。
- 給湯器のリモコンの電源を「切」にする
- 数秒間待つ
- 再度リモコンの電源を「入」にする
誤作動によるエラーなどの場合、リセット操作を行うだけで正常にお湯が使えるようになることがあります。
給湯器の点火不良が起きたら、業者を呼ぶ前にリセット操作を試してみましょう。
給湯器のエラー「111」が出た直後にやってはいけない行動

給湯器のエラー「111」が出た直後に、お湯を出そうとして何度も無理に点火を繰り返すことは避けてください。
ガスが供給されているのに火がつかない状態のまま動作を繰り返すと、機器の内部に未燃焼のガスが溜まり、非常に危険だからです。
具体的には、お湯を出そうとして何度もカラン(蛇口)を開け閉めする行為が該当します。
給湯器は、カランを開けるとお湯を出すために自動的に点火動作を行う構造になっており、連続で開け閉めし続けるとガス漏れに近い状況に陥ります。
これにより、異常着火(小さな爆発音)や引火を引き起こす危険性があるため、十分な注意が必要です。
給湯器の周りでガス臭いと感じた場合は、直ちにお湯の使用をやめましょう。
給湯器のエラー「111」の修理と本体交換の費用相場

チェック手順を試しても直らない場合は、プロの専門業者に修理や給湯器の本体交換を依頼する必要があります。
給湯器のエラー「111」の修理と本体交換の費用相場は、以下のとおりです。
| 対応方法 | 費用相場 |
|---|---|
| 修理(部品交換) | 15,000〜30,000円程度 ※点火装置(イグナイター)など一部部品の交換 |
| 給湯器の本体交換 | 150,000〜250,000円程度 ※機種や号数による(工事費込み) |
故障の内容や、部品交換で済むか本体を丸ごと交換するかで、かかる費用は異なります。
一見すると修理のほうが安く見えますが、すぐにまた別の箇所が故障してしまうと支払った修理費用が無駄になってしまうため、築年数などを考慮して判断することが大切です。
⇒ 草津市・大津市・栗東市・守山市などで、給湯器の交換をご検討の方は、『ガス機器とオール電化のプロショップクサネン』にご相談ください。
給湯器のエラー「111」を修理でしのぐメリット・デメリット

給湯器のエラー「111」に対して、「とりあえずお湯が出るようにするだけの応急処置をしてほしい」と考える方もいるでしょう。
しかし、安全装置を無効にして無理にお湯を出すような処置は大変危険なため、業者は行いません。
給湯器は部品が正常に働いて初めて安全に稼働する機器です。
そのため、故障であれば、基本的に部品の修理・交換が必要になります。
ここでは、給湯器のエラー「111」を部分的な修理でしのいだ場合のメリットとデメリットを解説します。
メリット:一時的な出費を抑えられる
給湯器のエラー「111」に対して一部の部品交換だけで済ませるメリットは、一時的な出費を安く抑えられる点です。
給湯器を本体ごと交換する場合と比べて、故障した箇所のみの部品代と作業費だけで対応できるためです。
部分的な修理であれば15,000〜30,000円程度の出費で済み、作業後はその場ですぐにお湯が使えるようになります。
「とりあえず現状を復旧させたい」「今すぐの大きな出費を避けたい」といった場合には修理でしのぐのも選択肢の一つです。
デメリット:再発するリスクが高い
給湯器のエラー「111」を修理でしのぐデメリットは、すぐに別の不具合が再発するリスクが高いことです。
長年使用している給湯器の場合、1つの部品が故障したということは、基板やセンサーなどほかの部品も一斉に寿命を迎えていると考えられます。
実際の現場でも、故障した点火部品だけを直した場合、数か月から1年以内に別の箇所が壊れてエラーが連鎖するケースは少なくありません。
不具合が再発すると出張費や修理費が重なり、最初から本体を交換したほうが安上がりになってしまう可能性もあります。
修理は根本的な解決にはなりにくいため、支払った修理費用が無駄になるリスクを十分に理解したうえで選択しましょう。
給湯器のエラー「111」における修理と本体交換の判断基準

給湯器のエラー「111」が出た際に、修理で対応するべきか、本体ごと交換するべきかは、設置してからの使用年数を基準に判断することをおすすめします。
無駄な出費を避けるためにも、自宅の給湯器が設置から何年経っているかを確認し、年数に応じて判断しましょう。
設置から7〜8年未満なら修理で対応可能なケースが多い
設置から7〜8年未満でエラー「111」が発生した場合は、本体交換ではなく修理で対応できるケースがあります。
この時期であれば、ほかの主要な部品はまだ寿命を迎えておらず、点火に関わる一部の部品のみの不具合である可能性が高いためです。
例えば、点火装置(イグナイター)や炎を検知する部品(フレームロッド)などの経年劣化であれば、メーカーによる部分修理で直る見込みが十分にあります。
使用年数がまだ浅い場合は、まず修理を前提として管理会社や業者に点検を依頼しましょう。
設置から10〜15年なら本体交換がおすすめ
設置から10〜15年の給湯器でエラー「111」が出た場合は、修理ではなく本体の交換をおすすめします。
給湯器の設計上の標準使用期間は10年であり、この年数を超えた給湯器を修理しても、近いうちに別のエラーが起きる可能性が高いためです。
給湯器内の1つの部品が寿命を迎えているということは、それぞれの部品が一斉に寿命を迎えている状態を意味します。
結果的に支払った修理費用が無駄になるのを防ぐためにも、設置から10年以上経過している場合は思い切って本体の交換を検討しましょう。
当社「クサネン」でお湯が出ない給湯器を交換した事例

ここでは、当社「クサネン」でお湯が出ない給湯器を交換した事例を紹介します。
【施工事例1】
- 商品名:リンナイ RVD-E2405SAW2-3(C)エコジョーズ
- 費用:284,000円
- 工期:2時間
- 交換理由:経年20年の給湯器のお湯が出なくなり、何度も修理をしながら長年使い続けていたため本体を交換
【施工事例2】
- 商品名:リンナイ RUF-E2406AW(A)
- 費用:210,000円
- 工期:3時間
- 交換理由:設置から8年と新しい給湯器が故障し、お湯が出なくなったため本体の交換を希望
⇒ エコジョーズ大津市交換事例 GT-C252AWX-2⇒ RUF-E2406AW(A)
【施工事例3】
- 商品名:パロマ FH-E2422SAWL
- 費用:212,000円
- 工期:3時間
- 交換理由:経年14年の給湯器が故障したため本体の交換を検討
⇒ 14年目のガス給湯器を交換しました(パロマ FH-E2422SAWL)
施工事例の紹介ページでは、交換の様子を写真付きで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
給湯器の点火不良を意味するエラー「111」が出た際は、焦らず原因を探してみることから始めましょう。
特に、分譲マンションにお住まいの場合は共有部分のトラブルの可能性も考えられます。
自分でできる対応として、まずは以下の3つの手順を試してください。
- ガスコンロに火がつくか確認する
- ガスメーターが遮断されていないか確認する
- リモコンのリセットを試す
何度も蛇口を開け閉めする行為は異常着火の危険があるため避けましょう。
エラー「111」の原因がわからない場合や、すぐに直らない場合は迷わず専門業者や管理会社に連絡してください。
給湯器本体が故障している場合、設置から7〜8年未満なら修理可能ですが、10年以上経過していると部品が一斉に寿命を迎えます。
無駄な修理費を避けるためにも10年を目安に本体交換を検討しましょう。
⇒ 草津市・大津市・栗東市・守山市などで、給湯器の交換をご検討の方は、『ガス機器とオール電化のプロショップクサネン』にご相談ください。
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