2026/07/13

タンクレストイレのデメリットを解説!注意すべき3つのケースとプロのリアルな視点も紹介

タンクレストイレのデメリットを解説!注意すべき3つのケースとプロのリアルな視点も紹介

「トイレのリフォームを業者に相談したら、タンクレストイレを勧められた」「デザイン性が高くて節水にもなると言われたけれど、見積もりが高くて迷っている」という方もいるでしょう。

トイレは毎日何度も使う場所であり、一度リフォームすると10年以上は使い続けることになります。

そのため、タンクレストイレのメリットだけでなく、デメリットや将来のメンテナンス費用を含めたトータルコストを客観的に把握し、納得したうえで判断することが大切です。

本記事では、タンクレストイレのデメリットやリスクについて、現場のリアルな実態を解説します。

タンクレストイレをおすすめしないケースやメリットもまとめているので、トイレ選びで後悔したくない方は、ぜひ参考にしてください。

タンクレストイレはデメリットが多い?費用とリスクの真相

タンクレストイレのデメリットを解説!注意すべき3つのケースとプロのリアルな視点も紹介

タンクレストイレはスタイリッシュで機能的ですが、メリットの裏には、高い初期費用や将来のメンテナンス費用などが存在します。

まずは、見積もり前に把握しておきたいタンクレストイレの費用とリスクについて解説します。

タンク式と比べて本体価格の相場が高い

タンクレストイレは、従来のタンク式と比較して本体価格の相場が高く設定されています。

タンクレストイレは、タンク式のように重力で水を流すのではなく、水道直結のバルブ制御や電子部品、モーターなどを駆使して少ない水で効率良く洗浄する仕組みです。

標準的な交換工事費は、タンクレスでもタンク式でも34,500円程度と変わりません。
しかし、トイレ本体の相場は以下のように差があります。

トイレの種類本体価格の相場特徴
タンク式トイレ(一体型)86,000円〜シンプルな構造で低価格
タンクレストイレ(売れ筋)142,000円程度機能性に優れており価格も高め
タンクレストイレ(陶器製)250,000円程度デザインや素材にこだわった高級モデル

初期費用を抑えたい方にとって、タンクレストイレの本体価格が高い点は避けられないデメリットです。

見積もり段階でタンク式との価格差を十分比較検討する必要があります。

手洗い器の新設や配管の補修で追加費用がかかる

タンクレストイレには、手洗い管付きのタンクが存在しません。

そのため、トイレ空間内で手を洗いたい場合は、別途手洗い器を設置する工事が必要になります。

手洗い器を新設する場合、設置工事として製品代・工事費込みで100,000円以上かかります。

また、壁の中のスペースを使ったり、配管の取り回しを変更したりするようなリフォーム工事が伴う場合は、費用がさらに高くなる傾向です。

予算オーバーを防ぐためにも、タンクレストイレを導入する際は、トイレ内に手洗い器が必要かどうかを事前に検討し、設置費用も含めた総額の予算を組んでおくようにしましょう。

便座の故障で本体の全交換になるリスクがある

タンクレストイレは、ウォシュレットなどの温水洗浄便座部分(機能部)が故障した際、便器本体ごと全交換になるリスクがあります。

便器と機能部が一体化しているため、タンク式のように便座のみを交換できません。

また、生産終了後約10〜15年のメーカーによる部品供給期間を過ぎると修理部品が手に入らないためです。

タンク式トイレであれば、設置から10年以上経過して温水洗浄便座部分が故障しても、便座だけの交換が可能です。

しかし、タンクレストイレの場合、温水洗浄便座部分が壊れた際に修理部品がなければ本体の全交換となり、数十万円の出費がかかります。

また、部品があって修理できたとしても、メーカーによる専門的な修理となるため、修理費用はタンク式よりも割高です。

タンクレストイレは導入時だけでなく、将来的なメンテナンス費用が高額になる点に注意しましょう。

⇒ 草津市・大津市・栗東市・守山市などで、タンクレストイレのお見積もりをご希望の方は、『ガス機器とオール電化のプロショップクサネン』にご相談ください。

タンクレストイレのメリット

タンクレストイレのデメリットを解説!注意すべき3つのケースとプロのリアルな視点も紹介

タンクレストイレには、日々の掃除の手間を減らし、トイレ空間を快適にするという点において、タンク式にはない魅力があります。

ここでは、タンクレストイレを導入するメリットを解説します。

トイレ空間が広くコンパクトに見える

タンクレストイレのメリットは、トイレ空間が広々と見え、圧迫感のないスッキリとした印象に仕上がることです。

背面に大きな貯水タンクがない分、トイレ自体の高さや奥行きが抑えられ、視覚的にも空間を広く使えるようになるためです。

実際にタンクレストイレを導入された方の中には「タンクがなくなっただけで圧迫感がなくなりトイレ空間が広くなったように感じる」といった声もあります。

限られたトイレスペースを有効活用したい方にとって、タンクレストイレは有力な選択肢の一つです。

ホコリが溜まりにくく掃除が楽になる

タンクレストイレは、日常のトイレ掃除の手間を減らすのに役立ちます。

タンク式トイレに比べて形状がシンプルで、隙間が少なく拭きやすい構造になっているためです。

タンク式トイレの場合、便器とタンクの隙間や、手洗い管の周辺など、拭き掃除がしにくくホコリや汚れが溜まりやすい箇所が多くあります。

一方で、タンクレストイレは滑らかなフォルムをしており、一拭きするだけでホコリや汚れを簡単に落とせます。

実際に、「拭く場所が少なくなり日々の掃除が圧倒的に楽になった」とタンクレストイレのメリットを実感している方は少なくありません。

毎日のお手入れの手間を省き、トイレを清潔に保ちたい方にはタンクレストイレがおすすめです。

高級感がある

タンクレストイレを設置するだけで、高級感のあるトイレ空間を演出できるメリットがあります。

無駄を削ぎ落とした洗練されたデザインと、各メーカーこだわりの美しいフォルムが、空間全体の質感を高めてくれるためです。

タンクレストイレはインテリアの一部としてデザインされています。
スタイリッシュな見た目に対し、「高級感があって満足している」という声もあります。

リラックスできる上質なトイレ空間を求める方にとって、タンクレストイレのデザイン性は大きな魅力の一つです。

タンクレストイレのデメリット

タンクレストイレのデメリットを解説!注意すべき3つのケースとプロのリアルな視点も紹介

タンクレストイレにはデザイン性や掃除のしやすさといったメリットがある一方で、実用面においてはいくつかのデメリットも存在します。

設置後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、デメリットを理解しておきましょう。

設置には一定以上の水圧が必要になる

タンクレストイレを設置するためには、水道の水圧が一定以上確保されている必要があります。

タンクに溜めた水の重さで一気に流すタンク式とは異なり、タンクレストイレは水道管から直接給水し、水圧の勢いを利用して汚物を押し流す「水道直結式」という仕組みを採用しているためです。

マンションの高層階や、築年数の経過した戸建て住宅などでは、水圧が基準値(0.05MPa〜0.10MPa程度)に満たない場合があります。

十分な水圧がない環境に無理に設置してしまうと、汚物やトイレットペーパーが流れきらずに詰まりを引き起こす原因になりかねません。

タンクレストイレの導入検討時には、自宅の環境が設置基準を満たしているか事前に水圧を確認しましょう。

手洗い器を別途設置する必要がある

トイレ空間内で手を洗う習慣がある場合には、手洗い器を別途設けなければなりません。
前述のとおり、タンクレストイレにはタンク上部の手洗い管が付いていないためです。

タンクレストイレのみを導入する場合、手を洗うためにわざわざ洗面所まで移動しなければならず、動線が悪くなります。

また、実際に手洗い器を新設した方の中には、「空間を広くしたくてタンクレスにしたのに、手洗い器を後付けしたせいで逆にトイレ内に圧迫感が出てしまった」という声もあります。

手洗い器の設置は、費用面だけでなく、空間の広さや使い勝手にも影響するため事前の計画が不可欠です。

停電時は非常用レバーやバケツでの手動対応になる

タンクレストイレは、停電が発生した際にオート洗浄が使えなくなります。

水道のバルブ開閉や洗浄機能はすべて電気で制御されており、電力が供給されないと水が流せなくなるためです。

停電時でもトイレが使えなくなるわけではありません。
ほとんどの機種には非常用の手動レバーが備わっており、本体のカバーを開けてレバーを引っ張るなどの操作で水を流せます。

ただし、機種によっては乾電池が必要だったり、手動操作に回数制限があったりするほか、最悪の場合はバケツで勢いよく水を流し込んで対応しなければならないこともあります。

日常の利便性が高い反面、停電時といった非常時には、アナログなタンク式トイレよりも不便に感じる点を理解しておきましょう。

デメリットに注意!タンクレストイレをおすすめしない3つのケース

タンクレストイレのデメリットを解説!注意すべき3つのケースとプロのリアルな視点も紹介

デメリットをふまえ、以下のような家庭にはタンクレストイレが適していない場合があります。

  • 設置に必要な十分な水圧がない(高層階や築古住宅など)
  • 停電時にも普段通りの安心を求める
  • 手洗い器を新設するスペースや予算がない

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.設置に必要な十分な水圧がない(高層階や築古住宅など)

タンクレストイレは水道管の水圧を利用して直接汚れを押し流す仕組みのため、水道の水圧が低い環境にお住まいの方にはおすすめできません。

水圧が不十分なまま無理に設置すると、洗浄力が落ちてトイレットペーパーや汚物が詰まる原因になります。

水圧が基準値に満たないケースは、マンションの高層階や築年数の古い戸建て住宅などで比較的多く見られます。

ただし、「高層階だから」「古い家だから」という理由だけで設置できないわけではありません。

事前に業者に水圧を計測してもらい、メーカーの設置基準(0.05MPa〜0.10MPa程度)を満たしていることが確認できれば、問題なくタンクレストイレを導入できます。

もし計測の結果、水圧不足が判明した場合は、水圧不足を補う「ブースター(加圧モーター)内蔵モデル」を選んだり、給水管に加圧ポンプを後付けしたりする方法で対応可能です。

しかし、この場合は本体代や工事費などの追加費用が発生します。

費用をかけて無理にタンクレスにするよりも、水圧に関係なく安定して流せるタンク式トイレを選ぶのも、安心できる選択肢の一つです。

2.停電時にも普段通りの安心を求める

タンクレストイレは、停電時でも普段と変わらずトイレを使いたいと考える方には不向きです。

タンクレストイレは電気制御に依存しているため、停電時は手動操作やバケツでの水流しといったイレギュラーな対応をしなければなりません。

特に、高齢の方や小さなお子さまがいる家庭では、停電の状況下で非常用レバーを操作したり、バケツで水を運んで流したりするのは負担になります。

いざというときの安心感や使い勝手を優先したい方は、電気に依存しないタンク式トイレがおすすめです。

注意:マンションにお住まいの場合

ただし、マンションなどで「給水ポンプ」を使って各部屋へ水を送っている物件の場合、停電するとポンプも停止して断水状態になるため注意が必要です。

断水してしまった場合、タンク式トイレであっても「タンク内に残っている1回分」しか通常通りに流すことはできません。

2回目以降は、タンク式でもタンクレストイレと同じように、お風呂の残り湯などをバケツで流し込む対応が必要になります。

マンションにお住まいの方は、ご自身の住まいが停電時に断水する給水方式かどうかもあわせて確認しておくと安心です。

3.手洗い器を新設するスペースや予算がない

トイレ室内に独立した手洗い器を新設するためのスペースや、追加予算が確保できない方にもタンクレストイレをおすすめしません。

手洗い器の設置には工事費込みで100,000円以上の費用がかかるほか、壁の張り替えを伴うとさらに高額になります。

また、無理に狭い空間へ手洗い器を後付けすると、かえってトイレ空間が狭く使いづらくなる可能性もあります。

手洗い器の新設スペースや予算に余裕がない場合は、手洗い付きのタンク式トイレを選ぶのも選択肢の一つです。

ただし、すでに現在のトイレ空間内に独立した手洗い器が設置されているご家庭であれば、このデメリットは関係ありません。

手洗い器新設にかかる追加費用やスペースの心配をすることなく、そのままタンクレストイレを導入していただけます。

タンクレストイレに関する現場のプロの視点

タンクレストイレのデメリットを解説!注意すべき3つのケースとプロのリアルな視点も紹介

インターネット上でタンクレストイレについて検索し、さまざまなデメリットや不安要素を目にした方もいるでしょう。

しかし、一般的な情報と現場のリアルな実態には少しギャップがあることも事実です。

ここでは、現場のプロだからこそ言える、タンクレストイレに対するリアルな視点と後悔しないためのアドバイスを紹介します。

事前の水圧チェックで詰まりトラブルは防げる

「タンクレストイレは詰まりやすい」と不安に思う方もいますが、事前の水圧チェックを徹底すれば、過度に心配する必要はありません。

水圧さえ適正であれば、タンクレスもタンク式も詰まりやすさには差がないためです。

近年はトイレの節水技術が進化しており、流す水量はタンクレスもタンク式も少なくなっています。

実際に、ペーパーやトイレ掃除用シートを一度に大量に流してしまい、便器の脱着工事が必要になるような詰まりトラブルの発生頻度は、タンクレスもタンク式も変わりません。

当社「クサネン」では、必要に応じて十分な水圧があるかどうか確認をしてから商品の発注・工事を行っているので、ぜひ安心してご相談ください。

10年寿命の家電と割り切りお気に入りを選ぶ

現場のプロがおすすめする考え方は、タンクレストイレを「10年ほどで買い替える電化製品」と割り切って選ぶことです。

「10年で交換なんて短すぎる」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、実は最近のタンク式トイレ(特に便器と便座が一体になったモデル)も、専用の電子部品が多数使われているため、機能部が故障した際の寿命や部品供給期間はタンクレスと大きく変わりません。

温水洗浄便座などの快適な機能がついている以上、現代のトイレはタンクの有無にかかわらず、いずれも「電化製品」としての側面を持っています。

将来の修理費用や全交換のリスクを過度に懸念して妥協するよりも、「どちらにしても10〜15年で機能部の寿命が来るなら」と割り切り、心から気に入った美しいデザインや機能を持つ商品を導入したほうが、毎日の生活における満足感は格段に高くなります。

メリットとデメリットを正しく理解したうえでの「10年間の快適な暮らしへの投資」と考えられるのであれば、タンクレストイレは有力な選択肢です。

現場では「タンクレスにして後悔した」という声はほとんど聞かれない

実際にタンクレスに取り替えたお客さまから「やめておけばよかった」という後悔の声は現場でほとんど聞きません。

実際のところ、以下のような苦労の声があるのも事実です。

  • 「自動で水が流れるため、子どもがほかのトイレで流し忘れるようになった」
  • 「手洗い器を新設したら、トイレ空間に少し圧迫感が出た」

しかし、それ以上に良い評価が多くあります。

  • 「圧迫感がなくなり広く感じる」
  • 「掃除の手間が省けた」
  • 「高級感がある」

事前の打ち合わせでデメリットやリスク、費用をしっかりと確認したうえで導入できれば、タンクレストイレを選んで後悔することはほとんどありません。

内装リフォームでトイレ内が新築同様の綺麗な仕上がりになる

タンクレストイレの魅力を引き出すなら、壁紙や床などの内装リフォームをセットで行うことをおすすめします。

トイレを新しくしても、壁や床が古いままだとせっかくの高級感が半減してしまうためです。

トイレ交換と同時に内装リフォームをする場合、工期が短く済む点もメリットです。
スッキリとしたトイレと真新しい壁紙・床材が組み合わさると、新築同様の綺麗な仕上がりになります。

予算に余裕があるのなら、タンクレストイレの交換とあわせて内装リフォームも行うことで、より満足度が高まります。

当社「クサネン」でタンクレストイレに交換した事例

タンクレストイレのデメリットを解説!注意すべき3つのケースとプロのリアルな視点も紹介

ここでは、当社「クサネン」でタンクレストイレに交換した事例を紹介します。

【施工事例1】

  • 商品名:パナソニック アラウーノS160
  • 費用:213,000円
  • 工期:1日(床の貼替えも実施)
  • 交換理由:10年以上使用しているトイレが水漏れするようになり、価格・機能・掃除のしやすさからタンクレストイレに交換

⇒ タンクレストイレへ交換+床貼替えで、モダンなトイレ空間へ!

【施工事例2】

  • 商品名:TOTO ネオレストRS1
  • 費用:276,000円
  • 工期:3時間
  • 交換理由:約20年使用しているトイレが水漏れするようになり、デザイン・機能・掃除のしやすさからタンクレストイレに交換

⇒ 草津市マンションにて、タンクレストイレ「ネオレストRS1」への交換工事

【施工事例3】

  • 商品名:TOTO ネオレストワンデーリモデルRS1
  • 費用:484,000円
  • 工期:1日(内装工事・手洗い設置工事も実施)
  • 交換理由:トイレリフォームにあたり、手洗い器の新設とあわせてタンクレストイレに交換

⇒ タンクレストイレにも簡単に手洗い器がつきます!TOTO『ネオレストワンデーリモデル』

施工事例の紹介ページでは、交換の様子を写真付きで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

まとめ

タンクレストイレは省スペースで掃除が楽な反面、初期費用の高さや手洗い器新設に伴うデメリットもあります。

タンクレストイレを導入して後悔しないためには、プロの視点をふまえたメリットとデメリットを理解しておくことがポイントです。

  • 事前の水圧チェックで詰まりトラブルは防げる
  • 10年寿命の家電と割り切りお気に入りを選ぶ
  • 「タンクレスにして後悔した」という声はほとんどない
  • 内装リフォームも行うと新築同様の綺麗な仕上がりになる

タンクレストイレを導入する際は、インターネット上の情報だけでなく、リアルな実態を把握しましょう。

トイレ選びで迷った際は、現場のプロである専門業者への相談をおすすめします。

⇒ 草津市・大津市・栗東市・守山市などで、タンクレストイレをご検討の方は、『ガス機器とオール電化のプロショップクサネン』にご相談ください。

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